• iArmS

iArmS(アイアームス)

顕微鏡や内視鏡の普及によって長時間かつ繊細な手術が増加し、医師からは生理的に生じる手の疲れを軽減したいとの要望が増加しています。そのニーズに応えるため、手術現場の観察や医師へのヒヤリング、入念な分析、多くの試行錯誤を経て「iArmS(アイアームス)」は、誕生しました。

iArmSとは?

「iArmS(アイアームス)」は、手術に対する医師の集中を最大に高めることを狙いとし、「動く」「とまる」「意のままに」と、体の一部のように自在に動かせる優れた操作性を実現した手術支援ロボットです。 また、医師が腕を動かしたい位置にロボットアームが自由に追随し、かつ手術時にはしっかりと固定され、医師の腕を支えます。

(特徴①)術者の精密なオペレーションを支援し手振れの軽減を提供

“マイクロ作業における、指先の『ふるえ』や『疲れ』は、手技の精度低下を引き起こす大きな課題”です。 「iArmS(アイアームス)」は、医師の腕を支えることで、疲れを軽減し精神的・肉体的負担を軽減し、法語彙や切除などの繊細な作業を安定させます。

(特徴②)スイッチ操作などで手術動作を中断させることなく

腕を任意の位置に移動と固定できます

標準タイプは、 【Static】【Dynamic】の2モードを切り替えて使用することができます。 【Static】腕を動かさない時は、任意の位置で静止しています。腕を動かすときに「タップ」します。 【Dynamic】腕を動かさない時は、任意の位置で静止していますが、腕を上に少し動かすと任意の場所に動かせるようになります。この時、iArmSは自動的に追尾します。腕を離したいときに「タップ」します。 ※フットスイッチ型は除く

(特徴③)高い安全性

人の力だけで動く〔モーターレス〕構造を採用。。動作はモーターを使わず、重力バランスと腕の動きによって行い、微細な腕の動きに追随できる構造となっております。それにより、医療現場で求められる高い安定性と軽やかな操作性を実現しています。また、5軸構造を用いることで、術者の腕の動作に合わせて広範囲でサポートします。 ※フットスイッチ型のスイッチ切替は、フットスイッチになります。

用途例

1.耳鼻咽喉科 〇内視鏡下耳科手術:内視鏡把持の負担軽減のみならず、安定したカメラ操作と体全体への負担を軽減し精密なオペレーションを支援します。 ・使用例:標準型(Dynamicモード) ・装着例:内視鏡把持側 〇喉頭微細手術:術の姿勢を変更することなく、前腕の置き場所を提供し、力みや疲れ、震えを軽減します。 ・使用例:標準型(Staticモード)、フットスイッチ型 ・装着例:利き手と反対側 〇内視鏡下鼻内手術:内視鏡把持の負担軽減のみならず、安定したカメラ操作と体全体への負担を軽減し精密なオペレーションを支援します。 ・使用例:標準型( Dynamic /Staticモード) 、フットスイッチ型 など
2.形成外科 〇顕微鏡下の長時間の負担を軽減するとともに、前腕を固定することで精密な動きを支援します。 ・使用例:標準型( Dynamic /Staticモード)、フットスイッチ型 ・装着例:利き手側 又は 両腕
3.眼科 〇白内障手術/緑内障手術/網膜硝子体手術 等 顕微鏡下の長時間の負担を軽減するとともに、前腕を固定することで精密な動きを支援します。 ・使用例:標準型(Staticモード)、フットスイッチ型 ・装着例:利き手側 又は 両腕
.脳神経外科 顕微鏡下の長時間の負担を軽減するとともに、前腕を固定することで精密な動きを支援します。 ・使用例:標準型(Staticモード)、フットスイッチ型 ・装着例:両腕 又は 利き手側

イメージビデオ

使い方
概要

製品ラインナップ・概要仕様

型番 IAR01 :右手用 IAL01 :左手用
定格 格電圧AC100V 50/60Hz
消費電力 0.4KVA
外観寸法 奥行500×幅645×高さ1240 mm
本体重量 120kg
動作モード Staticモード、Dynamicモード(切替可能)
型番 IAMR01 :右手用 IAML01 :左手用
定格 Rated voltage AC100V 50/60Hz
消費電力 0.4KVA
外観寸法 奥行500×幅645×高さ1240 mm
本体重量 120kg
動作モード フットスイッチ操作のStaticモードのみ
   

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